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投資判断に役立つ不動産売買取引のデータサイト4選


目次[非表示]

  1. 1.投資判断に必要な不動産取引データの重要性
  2. 2.不動産取引データとは?
  3. 3.不動産取引データを把握することの重要性
  4. 4.不動産取引のデータを記載したサイトの活用方法
  5. 5.不動産取引データサイト紹介4選
    1. REINS
    2. 不動産情報ライブラリ
    3. 不動産データクラウド
    4. 不動産データプロ
  6. まとめ:不動産取引データサイトを活用して確実な取引を



1.投資判断に必要な不動産取引データの重要性



査定や投資判断を正確に行うためには、取引価格や過去の売買履歴など、正確なデータを活用することが不可欠です。
特に投資判断を行う際には、信頼できる情報源から最新の不動産取引データを取得し、物件の価値や市場の動向を把握することが求められます。

最近では、不動産取引に関するデータを提供するサイトが増えており、投資家や不動産業者にとって大きな助けとなっています。
本記事では、不動産投資の判断材料として役立つ4つのデータサイトを紹介し、それぞれの特徴や活用方法について詳しく解説していきます。


2.不動産取引データとは?



不動産取引データとは、物件の売買履歴、取引価格、物件の価値に影響する情報を含んだデータのことです。
これには、物件が過去に売買された価格、現在の市場価格、近隣の物件の取引履歴などが含まれます。
このデータは、投資家や不動産業者が市場の動きを把握し、物件の適切な価格を判断するために重要な役割を果たします。

また、過去の取引データを基に、今後の市場動向を予測することも可能です。
例えば、特定のエリアで取引価格が上昇している場合、そのエリアの物件価値が将来的に上がる可能性があると予測できるため、投資タイミングを見極める際に役立ちます。


3.不動産取引データを把握することの重要性


不動産投資や売買を成功させるためには、不動産取引データの正確な把握が非常に重要です。
具体的には、以下の2つのポイントが取引の際に大きなメリットとなります。


  1. 現在の市場状況を正確に判断できる
    過去の取引履歴や物件価格の推移を確認することで、現在の物件の適正価格や市場のトレンドを把握することができます。
    例えば、特定の地域で物件価格が急激に上昇している場合、その地域の需要が高まっていることがわかり、売買契約を進める際の参考材料になります。
    また、類似物件の取引履歴を比較することで、提示する価格が妥当かどうかを判断しやすくなります。


  2. 将来的な価格変動の予測も立てやすくなる
    過去の取引データを基に、今後の価格変動や市場動向を予測しやすくなります。
    例えば、ある地域で過去5年間にわたって価格が安定して上昇しているとすれば、そのエリアは今後も売買価格が上がる可能性が高いと予測できます。
    このように、データを活用することで、売却や購入のタイミングを見極め、顧客に対してより正確で信頼性の高い提案が可能です。

これらの情報は、不動産業者がクライアントに提供するサービスの質を高め、信頼性のある取引を進めるために非常に役立ちます。




4.不動産取引のデータを記載したサイトの活用方法



不動産取引データを提供するサイトは、効率的な物件の売買や価格査定に欠かせないツールとなっています。
これらのデータサイトをうまく活用することで、より精度の高い査定/投資判断を行うことができます。ここでは、具体的にどのようにデータサイトを活用すべきか、そのポイントを紹介します。


  1. 物件の取引履歴を確認して価格を査定する
    サイト上で物件の取引履歴や価格の推移を確認することで、現在の市場価値に見合った価格設定が可能になります。
    例えば、過去数年のデータを見て、同様の物件がどのような価格で取引されてきたかを確認し、売主や買主に提案する価格の信憑性を高めることができます。
    売主から買う際に、売主が提示している価格が適正か、もっと下げられないか、など価格の最終検討の際に活用が可能です。


  2. エリアごとの価格動向を把握する
    不動産データサイトでは、地域別の価格動向や取引件数のデータを集約して提供している場合が多いです。
    これにより、需要が高まっているエリアや今後の価格上昇が見込まれるエリアを特定することができ、投資や売買のタイミングを的確に見極めることが可能です。

これらのポイントを押さえてデータサイトを活用することで、不動産業者は取引の質を向上させ、顧客に対して信頼性の高いサービスを提供することができます。
市場動向を的確に把握し、過去の取引データを参考にすることで、より有利な条件での取引を進めるための強力な武器となるでしょう。



5.不動産取引データサイト紹介4選



ここからは、実際に不動産取引データを提供しているおすすめのサイトを4つ紹介します。
それぞれのサイトには、取引履歴や価格推移、エリアごとの動向など、不動産業者にとって有益なデータが揃っています。
各サイトの特徴や利用のメリットを詳しく見ていきましょう。


REINS



強み/特徴
REINSは不動産流通機構が運営し、売買土地のみならず、賃貸の成約の価格や平均面積などの記載もある不動産情報のプラットフォームです。
不動産業界のプラットフォームの中でも最大級で、長く運用されてきたためデータの量が豊富なことが特徴です。

弱み
REINSはプラットフォームであり、査定や投資判断のために開発されたサービスではないため、平均の算出機能などの機能搭載はありません

費用
有料です。詳しい料金はREINSの公式サイトをご覧ください。


不動産情報ライブラリ



強み/特徴
国土交通省が提供するポータルサイトで、不動産の取引価格や地価公示等の価格情報、防災情報、都市計画情報などを提供しています。
公的機関が提供する信頼性の高いデータを一元的に無料で取得できる点が強みです。
情報量はREINSに並んで豊富です。

弱み
提供されるデータが概算や平均値にとどまることが多く、個別の取引に関する詳細情報が得られにくいことが弱みと言えます。
特に、それぞれの取引の図面が確認できないため、地積と容積率と道路幅員しか土地を判断する要素がないことが難点でしょう。

費用
無料で利用可能です。



不動産データクラウド



強み/特徴
大量の不動産取引データを保有し、日々更新される情報を提供します。売買や賃貸のデータから相場を算出し、マップ検索機能もあります。
情報量が豊富で、詳細な相場分析が可能です。

弱み
有料サービスであり、詳細なデータを取得するには高額な費用がかかることがあります。
提供されるデータが多岐にわたるため、分析や解釈に慣れが必要な場合があります。

費用
有料サービスです。
具体的な料金はサービス内容によります。


不動産データプロ



強み/特徴
不動産の相場情報や土地の履歴、不動産周辺の情報を総合的に提供し、駅の乗降客数などの情報も付帯されています。
パンフレット作成ツールなども提供されるため、総合的な不動産データとツールを提供し、マーケティングや営業活動に生かせます

弱み
有料サービスであり、利用には一定のコストがかかります。
また、不動産データクラウドと同様に多機能であるため使いこなせない可能性もあります。

費用
有料サービスです。
具体的な料金はサービス内容によります


まとめ:不動産取引データサイトを活用して確実な取引を

不動産取引データサイトを活用することで、不動産業者は顧客に対してより信頼性の高い提案を行い、スムーズかつ効率的な取引を進めることが可能になります。
今回紹介した4つのサイトは、それぞれ独自の特徴を持ち、物件の取引履歴や市場動向を把握する上で非常に有用です。

有料のサイトは機能が多く、無料のサイトは情報不足であるケースが多いため、各サービスの機能が自社にとってどれくらい重要かという点で各サービスの情報収集をし、検討に進むと意思決定しやすいでしょう。
​​​​​​​
これらのサイトを用いてデータを活用することで、適切な価格設定や投資判断が行え、顧客に対しても安心感を提供できます。
​​​​​​​査定や投資判断の高速化を実現しながら、より信頼性の高い不動産取引を実現しましょう。



つくるAI株式会社 編集部
つくるAI株式会社 編集部
2024年7月、トグルホールディングス株式会社より分社化した「つくるAI株式会社」のメディア編集部。デベロッパー様が土地をもっと買えるようになり、売買仲介様の物件の価値の判断がより正確になるツールを提供しています。

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