
借地権などの複雑な権利調整案件の取り扱いを強みとし、戸建て分譲から共同住宅・商業ビル開発まで手がける株式会社マーキュリー様。同社では土地ごとに最適なアセットを見極めるため、「デベNAVI」と「デベNAVI戸建」を使い分けながら社内での一次検討を進めています。今回は、一次検討における課題や導入による現場の変化、今後の期待について伺いました。
つくるAI デベNAVI/ デベNAVI戸建
抱えていた課題
最大延べ床面積を想定した区割りや建築可否の見立てが経験値に依存し、バラつきが出やすかった
活用した機能
実際の効果
株式会社マーキュリーは、借地権の取り扱いを強みとしながら、戸建て分譲、共同住宅、商業ビルまで開発を手がける不動産会社です。同社の特徴は、決まったフォーマットに土地を当てはめるのではなく、エリアや周辺環境、価格帯に応じて個別に企画を組み立てていく点にあります。東京23区を中心に展開しており、案件を幅広く検討しながら最適なアセットを見極める柔軟な判断力こそが、同社の強みです。
戸建ての一次検討における大きな課題は、区割りや建築可否の見立てが個人の経験値に依存しやすいことでした。特に複雑な形状の土地や斜線制限が厳しい狭小地では、最大延べ床面積を担保できるような区割りを初期段階で判断することは容易ではありません。若手ではなおさらです。従来はフリーハンドで何度も描き直したり、早い段階で設計会社へ相談したりしていたため、社内外の調整負荷が課題となっていました。
もともと同社では、共同住宅などの検討においてデベNAVIを活用していました。土地の初期検討において、スピーディーに概算ボリュームを把握できることに強い価値を感じていました。
そうした実感があったからこそ、戸建て特化版である「デベNAVI戸建」の提案を受けた際にも、一次検討のツールとしての期待へとつながりました。

導入後に最も大きかった変化は、複雑な地形や狭小地でも、必要な延べ床面積が取れるかを自社内で確認しやすくなったことです。実務において同社が求めているのは、手軽にボリュームの当たりをつけること。そのため地番選択で敷地設定できる機能を活用しています。
社内で前捌きができるようになったことで、設計会社へも確度の高い案件を厳選して相談できるようになり、関係性にも非常に良い影響を与えています。
また、区割りが必要な土地や変形地などでも、これまではフリーハンドで何度も描き直していた煩わしい調整が、デベNAVI戸建で柔軟に調整しながらスムーズに検討を進められるようになりました。
土地ごとに最適なアセットを判断する同社らしい使い方を伺いました。ひとつの土地に対して「デベNAVI戸建」と「デベNAVI」の双方を使い、戸建て分譲地にするべきか、共同住宅用地として検討するべきかを見比べる場面があります。
実際に、駅から少し離れた約200坪規模の土地で、共同住宅と戸建ての双方の可能性をシミュレーションしたケースもあり、どちらのアセットも自社で開発できる同社にとって、この横断的な使い分けの環境は大きな価値になっています。
今後は、自動区割りのさらなる精度向上や、各地の条例、共同住宅における窓先空地や避難経路なども踏まえた、より実務に直結する検討機能への期待が寄せられています。土地の見立てをより自然に、より現実的に進められるようになれば、一次検討の質はさらに高まります。
複数のアセットを比較しながら最適解を探る同社は、実務に寄り添ったデベNAVIシリーズのさらなる成長に、温かいエールとともに期待してくださっています。
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